本日もお立ち寄り
ありがとうございます♪



皆様からの
コメント♪ポチ♪ 
弱った身体と心と頭に
沁みております。



子猫の嵐が目前な今日この頃。


ちょっと文字が多いけど
頑張ったから(笑)
皆様も頑張って
一度目を通して欲しいです。



昨日はミルクボラ教室
@ねこかつ(哺乳瓶編)



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講師は
ボニータさん。


たくさんの難しい子猫達をも
育て上げた
スーパー代理ママンです。





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はじめの1時間は
座学で保護〜の流れを
ガイダンス。



子猫は保温が大切

保護当時、低体温ならすぐ温める
猫の体温は38度ぐらい。それをキープ。
真夏でも保温。

ふかふかの寝床にペットボトル湯たんぽ。



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ちなみに我が家の場合。

上から開くキャリーが便利。
今の季節でも
ふかふかに
使い捨てカイロ2個
入れてます。

寒い日はペットボトル湯たんぽも追加。



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みぃ達は
寝るのが仕事なので
仕事がはかどるように
仄暗く。温かくしています。




排泄させる


乾いたティッシュでお股をポンポンすると
おしっこ、ンチが出ます。



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わたしの経験談からすると結構出ます。
ちょっと出て満足しちゃうと
あとで巣箱で漏らしちゃって
びちょびちょ…
お腹が濡れて低体温の原因なんて事も。
念入りにポンポンがオススメです。




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消毒



子猫を触る前に
ヒトからの感染を防ぐためにも
手洗い消毒が大切です。


アルコール除菌はあまり役に立ちません。
1番よく使う消毒薬は
次亜塩素酸系の消毒薬。


有名どころだとこんなやつ。
いろんな種類がありますが
ポイントは次亜塩素酸系ってこと。





特にママンが違う子達がいるの場合は
ウィルスの有無が分からない時点では
感染予防が大切。


ママンが違う子同士は別に管理します。
兄弟は一緒で大丈夫。


特に保護から2週間。
ママンが違う子同士の
パルボウィルス想定の隔離期間は

巣箱、哺乳瓶は別のもの。
排泄の時はゴム手袋をして
個体ごとに変えるなど
同じ手で触らない。
同じものを使わない。
保護する部屋を分ける。
服を変える。シャワーを浴びる。
都度、消毒する。
そのくらい
とても慎重に管理する必要があります。


先住ちゃんがいる場合は
先住ちゃんにワクチンを必ずしておく。


2週間が過ぎたら少しゆるくしても平気。
残るは白血病想定で
巣箱、哺乳瓶などは個体ごと個別管理。
になります。



ミルクを与える


牛乳はダメ。
子猫用ミルクを使う。
合う合わないがあるので
色々試す。
どの子猫用ミルクも合わない時に
何故か
低温殺菌牛乳を温めず(温めちゃダメ)
使った方が
下痢しなかった事もあるそう。




1番気をつけるのは仰向けにしない事。
ヒトの赤ちゃんの場合
お腹が上向きで授乳しますが
子猫は逆。
お腹が下向きで授乳します。


ミルクを作るお湯の温度は熱すぎないように。
作ったら冷めないように
湯煎しながら。
飲み頃はひと肌。


子猫をツンツンして起こします。
猫ママンは結構乱暴に起こすそう(笑)


起こす→シッコトントン→①計量→
哺乳→②計量


①と②の差が哺乳量。


この哺乳前の体重と哺乳後の体重を
ノートにつけます。
名前、ミルクの時間

哺乳前体重、哺乳後体重。


キッチンスケールで量ります。


1日の中での増減よりも
前日との差が大切。
増えてなかったら少し心配する。


のみ疲れで1回に必要な量を
飲めない場合もあるので
少し間を置いて哺乳を二巡、三巡する事も。


優しく声掛けしながら飲ませて
げっぷさせる。
優しく撫で回してスキンシップをとる。


 
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ちなみに
私の仕事場はこんな感じ(笑)




下痢、嘔吐



ミルクをあげると
多くの子は下痢になります。

 
ヒト用ビオフェルミンS細粒は
子猫にも使えます。


下痢になると子猫はすぐ
低血糖、脱水になります。


ぐったり動かなくなる

目の焦点が合わなくなる
ぐったりなのにピクッとする
脱水、低血糖が疑われます。

こんな様子になってしまったら

すぐ病院へ。


すぐ病院への時間すら
それまで待てない時が多いので
応急処置として

その場合ぶどう糖液をシリンジで。
ドラッグストアにヒト用の
ぶどう糖のタブレットが売ってるので
それをお湯で溶かして
少しづつ含ませます。



ボニータさんはやった事ないらしいけど
緊急時はガムシロップで代用出来る
という話もあります。
ガムシロップをお口の中に塗りつける
ガムシロップお湯で伸ばして
シリンジで少しづつらしいです。


本当はすぐ補液も出来た方が
良いのだけど。


ご自宅に補液セットがあるおウチは
少ないと思うので
1秒でも早く病院に行くか
獣医様にキチンとしたやり方とか
教われたら安心です。



急降下を立て直すには

ぶどう糖を与える、補液
最終手段のカテーテル授乳など
救える可能性のある手立てはあります。


しかし獣医さんによっては
子猫への積極的な治療を勧めない
仕方ないよ。無理だよ。
こんなに小さいんだもん。
って場合があるので
こちらから
ナニナニしたいです!
コレコレはどうでしょう?
と選択肢の提案をする。


駆虫


子猫がすぐ出来る駆虫は
フロントラインスプレー。

病院に行けばやってもらえると思いますが
自分で購入してやる場合は
手袋にスプレーして
わしゃわしゃ揉み込むと良いそうです。



そんな感じの座学でしたー。


小休憩挟んで
ここから実技ー。


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みんなでしっことんとん♪




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ウチの雨ちゃん達も
とんとんしてもらいました♪




そのあとは哺乳体験。




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うちの雨ちゃん達も
哺乳してもらいました。


しぐちゃんは
いつものと違う哺乳瓶にイヤイヤ。




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当たり前ですが
保護したての子は
哺乳瓶が初めて。

はじめはイヤイヤで
飲まないのが普通。




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根気強くトライをする!
自転車と同じ。


めげずにトライ!
諦めずにトライ!


その子との波長を合わせて
ちゅっちゅのベストポジションを
探す感じ。



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口の真ん中に合わせて
息を合わせて…



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飲み始めると
手が出てくるミルクトレッド。


ホントはママンのお腹に手を当てて
ふみふみしながら飲むんだもんね。


小さい爪で手が傷だらけになるけど。
それが代理ママンの誇り(笑)



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哺乳瓶がダメなら
シリンジ哺乳にもチャレンジチーム(笑)


あっという間の2時間でした。



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参加賞??で
タオル、シリンジ
ボニズハウス裁縫ボラチーム手作りの
ペッドボトルカバーが配られました♪



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これに、ミルクさえあれば
とりあえず!
という素晴らしいキット♪


ミルクボラ教室は
自転車の乗り方教室みたいな感じで
受ければすぐに乗れるかって言うと
ちょっと違うけど。
 

その時が来て
知らないより知ってた方がいい。
知らないより救える確率が上がる。


お薬の話とか
書きたかったけど
ミルクの時間(笑)
また後日書けたらな。と思うー。


最後まで長かったのに
読んでくれてありがとう。


↑これからが子猫最盛期。ポチ♪

千葉県、埼玉県、茨城県のセンターでも
ミルクボラ募集中ー♪

きっと皆様お近くの団体さんでも
ミルクボラが喉から手が出るほど欲しいはず。

ねこかつさんでも
随時ミルクボラ募集しています。

生活パターンに合わせて
離乳期以降の子猫預かりボラ
シャーシャーのオトナ猫様の慣らし預かりボラ
最後はゆっくりおウチで。の看取りボラ
も募集中ー。

ボニズハウスでは
今回、都合の合わなかった方
物足りなかった方への
スパルタ?マンツーマン指導(笑)も
お願いできます♪

救えない子の方が断然多い現状。
代理ママンが増えれば
救える子が増えまする。


↓死ぬほど大変だけど
   死ぬほど可愛い❤️ミルクボラ♪ 
   是非、一緒に寝不足になりませんかー♪ポチ♪