ウチの里親様への業務連絡を兼ねて
お伝えします。


前回もチラッとおはなし
したのですが→
春は脱走が多ございます。


猫様が浮き足立つ春は
ヒトもまた
引っ越し、転居が多かったり…
業者さんが入ってドアの開け閉めが
多かった…
子供が学校に行くようになって
友達が出入りするようになったり。
そんな
生活パターンの変化とかが原因。
そんな脱走もあります。


転居先での脱走は
猫様が見ず知らずの土地で迷子になるので
とてもとても大変です。



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花粉にめげずにレイくん探しております…


追記:見つかりました。
ありがとうございました♪





あと意外に多いのが
病院に通院中。


キャリーを落としたら
キャリーが壊れて
病院駐車場から逃げちゃった。
という事もあります。


通院での脱走も
帰るおウチが分からない
難しい脱走になります。


キャリーを過信せず
(私の持ってるキャリー7個のうち3個は
猫様が本気で体当りしたり、強い衝撃で
開いちゃうダメキャリーです…
あるんですよ…意外と。)


洗濯ネットを併用したり
ガムテープでキャリーを補強したりするのも
有効です。


引っ越しも業者さんも子供も
通院も。
日常とは違う、変化があった。
そんな時は
細心の注意と何重もの対策が
必要になります。



普段の生活の中でも。
脱走対策をしていても。
ふと気が緩むと
ヒューマンエラーは起きてしまいます。




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先日あった
トライアル中の脱走ちゃん


2階ベランダから脱走。
パニックで
自宅屋根→隣家屋根へ…




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無我夢中でここまで来たけど
ビビリな脱走ちゃん
我にかえったら
足がすくんで動けなくなり…


はや数時間…



アワアワする下のヒトを見下ろしつつ
脱走ちゃんは
落ちそうになったり
寝そうになったり…


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どうやって下ろすか…
自力で下りるのを待ってもイイけど
下りたところで

トライアル中だと帰るおウチが
分かってない可能性もあり。
すぐ側には幹線道路があり。
パニックになって一目散に走られたら
ちょー怖い。


そんな現場で
高かった日が暮れ始め…




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ダメ元で
消防署に長梯子を借りられないか
聞いたけど
案の定断られ(笑)


買いに行ってもイイけど
長梯子、軽自動車には乗らないよね…とか


そうこうしてる間に
地域の方が集まってこられて。
やいのやいの対策が練られ


隣家の方も猫飼いさんで。
屋根に登っても良いとお許し下さり。


通りすがりの犬の散歩の方
オレ!知り合いの大工の棟梁に
聞いてやるよ。

と、なり


その知り合いの大工さん
貸してやるのは構わねえんだけど
オレ酒飲んじゃってるから
登れねーぞ。

と、なり。



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私、登っても良いんだけど
成人式より還暦の方が近いし…
大雪仕様じゃないちょと地方の
屋根…抜けちゃうわないか??

とか迷ってたら


若いボラご夫婦様が駆けつけて下さり。




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見守るのもヒヤヒヤ。
な救出劇。


私には出来なかったなー
やらなくて良かったー。
ごろごろごろ転がり落ちてただろうなぁ。
と思いました。




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そして試行錯誤
まさに悪戦苦闘
妊婦の奥様が見守る中
若い男性ボラ様が
なんとか洗濯ネットに入れて下さり。



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御用となりました…。
ビビリ猫ちゃんもボラ様も
大きな怪我なく捕まえられたのは
奇跡的な事。
事故が起きてしまう可能性も
ありました。
屋根の上で猫を捕まえるって
そんな簡単な事ではありません。


奇跡を運んだ偶然は
ご理解のある隣家さま。
良いご近所付き合いをなさってた里親さま。
駐車場を快く貸してくださった隣接飲食店様。
たまたま犬の散歩中のお父さん。
たまたま近所に住んでた大工さんご夫婦。
駆けつけてくれた若夫婦ボラ様。
その他野次馬的ご近所さま
のご協力があってのこと。


たかだか半日の脱走でコレですよ。



脱走が起こった里親様は事後
100%おっしゃられます。


想像の数百倍大変で大ごとだった。
確実に寿命が縮んだ。
気が狂う寸前だった。
沢山の方にご迷惑をおかけした。
もう二度とゴメンだ。


好きで脱走させる方はいません。
絶対大丈夫はありえません。
なので
今一度、出来る全ての対策を。
ヒヤリハットな場所は必ず対策を。
多分大丈夫は大丈夫ではありません。


もし自分が脱走させてしまったら…
もし我が子が逃げてしまったら…
と考えたら人ごとではありませんから。

気を引き締めて
春から続く
網戸の季節に挑みましょう。